現在Zoomウェビナーはビジネスや教育の分野でますます普及しています。オンライン上でセミナーやワークショップを行うことができるため、地理的制約を超えたコミュニケーションが可能となり、多くの人々にとって非常に便利なツールとなっています。しかし、Zoomウェビナーを初めて使用する人にとっては、最初はやや不安に感じることもあるでしょう。そこで、本記事ではZoomウェビナー初心者に向けて、知っておくべき四つのポイントについて解説していきます。
Zoomウェビナーとは
Zoomウェビナーを説明する前に、まずウェビナーの概念について説明しましょう。ウェビナーとは、「Web」と「セミナー」を合わせた造語で、インターネット上で開催されるセミナーのことを指します。Zoomウェビナーは、Zoomを利用して実施されるウェビナーのことです。
ZoomミーティングとZoomウェビナーの違い
主な機能の違い
- Zoomミーティングは、Web会議サービスであり、ミーティングや打ち合わせなどのために使用されます。全ての参加者が画面や音声を共有し、双方向でコミュニケーションを取ることができます。そのため、1対1の面談や大人数のミーティングに向いています。一方、Zoomウェビナーは、主催者が一方的に配信するシステムであり、講演者が参加者に向けて話す、講演会や会社説明会、研修などに向いています。
- Zoomウェビナーでは、アンケートや投票などの参加者との双方向的なコミュニケーション機能があります。Zoomミーティングでも可能ですが、ホストが設定する必要があります。
- Zoomミーティングでは自分でミュート解除して、発言したい時に発言できますが、Zoomウェビナーでは特定の人のみが発言できます。
- Zoomミーティングでは、参加者が名前を変更したり、マイクやビデオをオンオフしたり、画面共有を行ったりすることができます。一方、Zoomウェビナーでは、これらの操作は全てホストがコントロールし、参加者は視聴することしかできません。
- Zoomウェビナーでは、参加者の名前やメールアドレスを参加の必須条件に設定できるため、参加者の属性に合わせたウェビナーを開催したり、競合他社の参加を排除したりすることができます。Zoomミーティングでは、URLを知っていれば、ZoomのIDを持っていない人でも参加できるため、参加者の情報を全て把握することができません。
料金の違い
Zoomミーティングは無料アカウントで利用できますが、Zoomウェビナーを開催するためには、最低プロというプランに申し込む必要があります。
また、参加者の数によって価格が異なります。Zoomウェビナーの料金プランは以下の通りです(2023.4.13 1.00 アメリカ ドル =133.07 日本 円):
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500人 |
1,000人 |
3,000人 |
5,000人 |
10,000人 |
月額 |
10,512円 |
45,243円 |
133,737円 |
464,404円 |
863,606円 |
年額 |
91,816円 |
452,428円 |
1,317,365円 |
3,313,373円 |
8,636,061円 |
Zoomウェビナーの利点
- より多くの参加者を収容できます。
- 参加者同士の顔や名前が見えないため、一見すると、会話を制限するようにも見えますが、実際にはこの機能によって、参加者の個人情報や保護すべき情報を保護することができます。また、Q&A機能を使うことで、参加者同士でインタラクティブにやり取りすることもできます。
- ホストはウェビナーの専用機能を使用し、会議の内容や流れをスムーズに管理・コントロールすることができます。ウェビナーは、その特性から、管理やコントロールがしやすく、スムーズな会議運営が可能となっています。
- ウェビナーは、特定のテーマや商品に興味を持つ人々に直接アプローチできるため、効果的なマーケティング手段として広く活用されています。このため、製品やサービスの新製品発表、説明会、セミナーなどに利用され、ターゲット層にアプローチすることが容易になります。
Zoomウェビナーをスムーズに開催するためのおすすめアイテム
Zoomウェビナーの質を上げるためには、高品質な音声と映像を提供する必要があります。
NEARITY C30Rは、4Kカメラとノイズキャンセリングマイクを搭載しており、参加者に優れた視聴体験を提供できます。また、オートフレーミングとスピーカートラッキング機能があり、ホストが移動しながら話すことも可能です。